従来から汎用オフボードテスタ(外部故障診断装置)に求められていた、基本的な機能とさまざまな通信プロトコルへの対応、そしてオプションによる機能拡張を実現したのが日立ダイアグモニタ/HDM-3000です。明るく見やすい7インチの大型カラー液晶を採用し、「高度かつ広範囲な故障診断」を可能にしました。ダイアグコードの表示と消去やデータモニタ等の基本機能はもちろん、パソコンなどの外部機器との通信機能を強化。さらにオプションとして、自動車用排気ガス測定器やオシロスコープも用意しています。「車両状態の分かりやすさ」を実現した、新しい時代のオフボードテスタです。
HDM-3000は国産乗用車の診断が標準で対応可能です。必要な診断ソフトは、本体側CFカードに保存します。
※トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、三菱、スバル、ダイハツ、スズキの8メーカーに対応(2007年2月末現在)
HDM-3000には横型ワイド液晶を採用。ダイアグコードと検出条件の同時表示をはじめ、多くの情報を画面上に表示することが可能です。さらに、カラー液晶のため、各種グラフ表示などが見やすくなったほか、多彩な画面デザインで、一段と使いやすくなりました。
HDM-3000は、ISO/SAE規格で標準化されている通信プロトコル(ISO9141-2,J1850,CAN)に対応したインターフェースボードを内蔵しています。
HDM-3000は、本体側CFカード内の診断ソフトにより、スムーズに診断を行えます。 さらにソフトを更新する際は、本サイトからインターネットを介して最新版のソフトをスピーディに入手することが可能です。
マルチタスクOSを採用したことにより、外部計測データとECUデータの同時計測が可能です。
外部通信ポートにUSBを採用したことにより、パソコンをはじめとする外部機器との連係を強化できます。
HDM-3000では乗用車をはじめ、トラックやバスなどのDC24Vバッテリー搭載の大型車へも対応が可能となりました。
自動車用排気ガス測定器とHDM-3000を接続し、排気ガス中のCO、HC、CO2、O2、NOの含有量を測定することが可能です。このデータを基に、燃料系統、点火系統、吸排気系統のセンサ、アクチュエータなどの不良を的確に判断することができます。
計測キットを装着することにより、アナログ・パルス計測機能、オシロスコープ機能の使用が可能です。
故障診断サポートセンターでは不具合内容から推測される点検箇所をシステム結線図や点検方法をFAXにてご提供し、判り易く説明致します。
自動車の電子・電動化が進み、点検整備が複雑化、高度化しています。
当社では故障診断機の活用し、自動車の電子・電動化に対応する高度な整備技術を習得頂く為に各種の講座プログラムを開催しております。
■基本キット構成品
■オプション
本体寸法 | 293(W)×137(H)×69(D)mm |
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本体質量 | 約1250g |
電源電圧 | DC10-32V |
消費電力 | Max10W(DC12V時) |
使用温湿度範囲 | 0〜+50℃(20〜85%RH) |
保存温湿度範囲 | -20〜+60℃(20〜85%RH) |
CPU | SH7705 |
ROM(OS) | 8MB |
ROM(AP) | 256MB(CFカード) |
RAM | 32MB |
外部デバイス | CFスロット×2 |
標準I/F | ISO9141-2,J1850,CAN |
PC用I/F | USB |
LCD | 7インチカラーディスプレイ |
OS | μITron |
操作キー | 14キー |